じゃんく王デリーに住む

思いやり

新車のトラクターを運搬。
荷かけロープでスレキズが付かないように
ロープのかかるところにビニールを挟んでいる。
そりゃいい配慮だと思うけど
みんなでポテトチップス食べたの、
バレバレだね。

朝のチャイ

　　　　　寒い朝
　　　　　一杯のチャイは魔法の薬
　　　　　抜け出せない現実も
　　　　　まぁ捨てたもんじゃないやと
　　　　　今日一日を始めてくれる

公衆電話

日本では携帯電話の類を所有したことのないいそたではあるが
インドでは勤務先からいやおう無く与えられている。
日本に帰るたび、公衆電話を探すのに苦労するようになってきた。

ここインドでは日本のような公共の電話はほとんどないものの
どんなマーケットにも電話屋さんが存在する。
ＳＴＤ　・　ＩＳＤ　・　ＰＣＯ　こんな看板はそこかしこで見られる。

マーケットだけではない。
わが勤務先の表の日当たりの良い道の脇にも存在する。
こんな素敵な電話ＢＯＸから日本の家族に声を届けてみたい。

HAPPY BIRTHDAY 2

早朝３時に目覚ましの音で起こされる。
今日は娘の誕生日だ。
学校に出かける前に電話しなくては。
こんなときの時差３時間半は体につらい。

もしもし。
　あっ、パパ？
ハッピバ～スデ～トゥユ～♪
　アハハ。
何歳になったんだっけ？
　９歳だよ。
御感想は？
　ん？うれしい。
プレゼントいっぱいもらって？
　へへへ。
よかったね。おめでとう。
来年からは一緒にお祝いしようね。
　うん、ありがと。

たわいも無い会話に娘の成長を感じ
親としての喜びをかみしめて
再びベッドにもぐりこんだ。

MIHOとの遭遇

昨日勤務時間中にプライベートのフリーメールを覗いたら
見慣れぬMIHOさんからメールが入っていた。
うちのかみさんも｢美穂｣だし、最近は出会い系のスパムも多く
またそんな類かと廃棄する瞬間、名前が英語表記なのに気が付いた。

あけてびっくり玉手箱、こちらに時々コメントをくださるバンガロールの
坂田マルハン美穂さんからであった。ご主人のデリー出張に付いて
デリーにこられたそうで、どこかでお目にかかれたらとのメールであった。

あいにく土曜は出勤中であり、今日のお昼なら都合がつく旨連絡差し上げた。

お互いネット上でサイトを公開している身とはいえ、暇つぶしで日記を公開している
私とは大違いの根性の座ったサイト展開をしておられる。しかもインド人の
御主人と世界を股にかけ御活躍の御様子、ビビリつつもせっかくのチャンス
一期一会と割り切って本日お昼をご一緒させていただいた。

電話での声も想像していたとおり、お会いした第一印象も想定内。
文章表現が巧みなゆえ、お人柄がそのまま伝わってくるからだろう。
楽しいひと時を過ごさせていただいた。

帰り際、執筆された書籍を記念に贈呈していただいた。
実はこの本、先月の海外書籍申込で、西原理恵子の毎日かあさん２に
おいやられたのも虫のしらせということだろうか。

インドはバンガロールでしばらく生活されるとのことで、インドでの日々の空気を
生き生きと文字にのせ世界中に送ってくださることを期待している。

貯めたぜ

今月末にはこのアパートともおさらばである。
単身生活ゆえ、また会社手配の借り物家具ゆえに
引越し荷物もそうは無いはずである。
そうは言っても２年と９ヶ月暮らしたわけで
ゴミのようなものの数々、貯まるわけである。

入居してしばらく、無謀にも現地英字新聞を二紙購読していた。
大衆紙のThe Times of India と経済紙のEconomic Times だ。
面倒くさくて開きもしない日もあったりでそのほとんどを捨てずに
貯めこんでいた。なんせしまう場所はいくらでもあるのだ。
いつか読み返そうなどとありえない考えを持ち続けていた。

一年ほどして、やはりおかしいとは思いつつ、ほとんど読まない
Economic Times の方だけは解約し、目を通したものは努めて
捨てるように心がけてはいた。しかしかつて取って置いたものは
そのまま持っていた。

きれいに保管されていた２年塩漬けの新聞７０Ｋｇ。
実はこのほか、もう５５Ｋｇほどあり一気に放出とあいなりました。
朝マリーさんに ｢You can get small money . ｣と言い残し出勤した。

冬の朝

今日から１２月。
朝晩はめっきり寒さを増し
暖房器具の用意もしなければならない。
正月明け早々の本帰国に備え
慌しい日々が待っている。

朝の通勤途上、８時を半ば過ぎたあたり
朝日を浴び長い影を従えて冬装束の衆が行く。