タイの紙幣はすべて現在のラーマ9世、プミポン国王の肖像が刷られている。
どの紙幣も同じデザインとばかり思っていた。
しかし額面によっては異なっている。
さらに財布の中身を確認していたら穴の開いたような50バーツ紙幣を発見。
紙幣をステープルで閉じる習慣のあるインドなら日常茶飯事ではあるが。
よくよく見ればこれは穴ではなくパーフェクトな透かしであった。
向こうが見えるのである。しかし、紙で透過させるのはせいぜいトレシングペーパー
程度が現在の技術では限界であろう。ということは、これは樹脂なんですね。
クレジットカードのことをプラスチックマネーと言うことがあるが
正真正銘、プラスチックマネーとはこのことである。
調査の結果、20と50バーツには破れないプラスチック紙幣が流通しているそうだ。
しかし、ご覧のように印刷の耐久性には若干の課題が残るようで、この試みは実験として終わっているようだ。
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