１０月に入り、気温はまた３０度を超すようになった。
しかし９月よりもなぜか過ごしやすい。湿度が下がってきたせいか。
デリー滞在もあと３ヶ月。休みの取れる日はわずか２０日ほどだ。
余命を宣告された病人がやり残したことを始めるかのように
これから努めてデリー観光をしていこうと思い立った。
東京人なのに東京タワーに登った事がないとかよく聞くが
同じような理由で私もデリー観光をほとんどしていないのだった。
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まず手始めに国立博物館だ。
行こう行こうと思っていてすでに２年半が過ぎた。
Blue Lotus さんのblogに紹介されていて行く気になった。
開館しているはずの１０時過ぎについたのになにやらいやな気配。
なんと休館。きょうはガンディの誕生日で特別休館なのであった。
あたしはまた来りゃよいが、観光で来た外国のお客さん、かわいそうだな。
出足をくじかれ消沈するも、せっかく出てきて後には引けぬ。
「運ちゃん、名前を忘れたがでっかい要塞があっただろ、デリーのはしっこに」
てな具合に赤砦と古砦じゃないもうひとつのでか砦を目指す。
以前田舎の結婚式に出かけたとき、前を通って興味があった。
折りしもデリー在住のアルカカットさんのblogでも紹介されたばかりだ。
その名もトゥグラカバード砦、総面積は約２００ヘクタール、東京ドーム４０個分だ。
運ちゃんも外からしか見たことがないってことで一緒に入ってみる。
外からると雄大なこの砦、管理も悪くそのほとんどが原形をとどめていない。しかしその大きさと上まで登って眺める景色は格別である。
高いところに登りたがるのはどこにもいるわけで、五月蝿そうだからそっちにはいかねぇよ。
もっと高いところに飛行機だって飛んでるじゃないか。
もう一方の高台へと出向くと、そこは３６０度ぐるっとデリーを見渡せる素敵な場所だった。ロータステンプルやクトゥブミナールも見つけられる。
砦の中は崩れかけの要塞で家族が記念撮影なんかもしている。しかし♪下を向～いて、歩～こ～よ、でっかい溝鼠の屍骸や巨大な動物の落し物がいっぱいだ。
道を挟んで反対側には廟もある。
こじんまりした廟だが芝生は手入れされていてなにより観光客がほとんどいなくて落ち着ける。
まだまだ残暑きびしいデリーも
秋の気配がちらほらと、
ディワリも一ヶ月後にはやってくる。
本日訪れたここトゥグラカバード砦も入場料を取っている。
インド人は５ルピ、外国人は２０倍の１００ルピ。
インド駐在員は魔法の帳面を差し出せば、瞬時にインド人に変身し５ルピで入場許可が下りるのであった。
ＪＷさん、それねPermanent Account Number ってやつ。
私はもらってないけど会社にあるはずですよね。
またアグラいくんだったらアドミに聞いて見よっと。
んで、ナオミさんはインドで働いていない勇敢、いや有閑マダムですから
きっとそのプラスチックなカードはないと思いますよ。
投稿情報: いそた | 2005.10.06 22:35
おほほっ。若い衆と逃避行なんて、お人聞き悪いわぁ。リンク、ありがたく張らせていただくわっ。今日三度目のタージマハルだったけど、やぱり魔法の帳面は効かなかった！くそ～。IDカードだかなんだかじゃないと駄目だって。750Rsも払ってやったわさ。クヤシー
投稿情報: ナオミ | 2005.10.06 21:42
あ、違います。
居住許可証はムンバイも紙でできた紺色の手帳です。
プラスチックってのはカードのことで、
Govt. of India, Income Tax Department 発行の
Permanent Account Number と書いてある、ＩＣチップと自分の写真が（クレジットカードのように）印刷されているやつです。
使ったことはありませんが、アグラもＯＫだと聞いています。
投稿情報: ＪＷ | 2005.10.06 20:02
うぉっ、ナオミさんじゃあ～りませんかぁ。
ダンナの出張中に若い衆と逃避行はさぞ楽しかったでしょう。
それはさておきトゥグラカバード砦、いいですっ！いけてます。
ワンポイントアドバイスとしては、かかとを包んだ靴をはいて行くこと。
動物くんシリーズの各種地雷を踏まないように高所に向かって突き進むのも
なかなか神経使いますから。
そして魔法の帳面。５ルピですよ、５ルピ。
リンクの件、当方いまだお返しの準備が出来ていませんが
それでもよろしければぱっつんぱっつんに張るだけ張ってくだせい。
投稿情報: いそた | 2005.10.05 22:30
うぉ～トゥグラガバード、とっても行きたい場所。外観からしてものすごく興味そそられますよね。私も未だに行ってないから行かなくちゃ！ところで、いそたさんのブログにリンク貼ってもよいのかしら～？
投稿情報: ナオミ | 2005.10.05 19:44
「魔法の帳面」って名前がいいですね！バンガロールのはA4の紙がホチキス止めされてるだけですが。JWさんのはプラスチックとは！！！さすがムンバイ。ところで私の魔法の紙ぺらは、先月タージマハルでも通用しました。助かった。しかし、バンガロール・マハラジャパレスでは通用しないようです・・・。無念。
投稿情報: しきち | 2005.10.03 22:39
ゆでさん、コメントありがとうございます。
なにかきっかけが無いとなかなか動けない歳になってます。
日本人に限らずインドで暮らす外国人は優遇されています。
そりゃ国にとってみればお金も技術も置いていってくれるわけですから。
でもインドと日本の関係はそれだけじゃなくて遠い昔から友好関係が築かれていて
そんな昔からの関係を私らが台無しにしないよう気をつけなくちゃならんとです。
魔法のカードも日本人に限らずこれはただの居住許可証であって、
インド人同様の便宜を図ってもらえるってなだけですよ。
でもなぜかタージマハルでは通用しないらしいですが。
投稿情報: いそた | 2005.10.03 05:29
あと３ヶ月でニポンに戻っていらっしゃるのですね。いっぱい観光を楽しんでください。たくさんの写真ＵＰありがとうございました。日本の風景とまったく違う情景に異国を感じます。ビザの更新といい、魔法のカードといい、日本人は優遇されているようですね。
投稿情報: 茹で | 2005.10.03 04:28
たしかになかなか面白い場所です。
でも夏場はやめといた方がよさそうです。秋、冬コースですね。
レジデンシャル・パーミッションは最初もらったときおもわず
「これかぁ？」と声がでました。しかしこれが我々駐在員の生活を
後々こんなにも助ける魔法の帳面になろうとはねぇ。
デリーのも最近はもちっとこじゃれたのになってるようです。
投稿情報: いそた | 2005.10.03 03:15
こんなところがあるんですか！？
私も観光なんてほとんどしたことないので、この前出張でいったジャイプールの砦で感動したばかりですが、ここもいいですね。
えへへ、私の魔法のカードはプラスチックでできていますよ！
投稿情報: ＪＷ | 2005.10.03 00:17