今年は回教徒のラマダン(断食月)がヒンドゥーのディワリと重なった年である。
イスラム暦もヒンドゥの暦も月の満ち欠けに基づく太陰暦のはずだが、イスラム暦は純粋なる太陰暦であり、新月から新月までが一ヶ月ということで一年はおよそ355日、ラマダン月も毎年どんどん早まってくる。
今日はラマダン明け、当地ではイドゥと言われているが正式にはId-ul-Fitr.約一ヶ月におよぶ断食あけの晴れ晴れしいお祝いの日なのである。
ムスリムは今日は休みであろうが大半のインド人は関係せず。出勤途上、わが居住区のはずれにある小さなモスクに白装束に包まれたムスリムが集まっていた。毎年ラマダン明けの翌朝の新聞にはタージマハルあたりに集合したムスリムのみっちり密集写真が載るのだが、さしずめそのミニチュア版である。
ラマダンが明け、喜びに満ち、気が大きくなっているムスリムにおそらくヒンドゥ教徒であろう物乞いが容赦なく喜捨を乞う。
Blue Lotus さんはまたむずかしい言葉を御存知で。(Eve Teasing)
ブルカでお顔を隠すくらいならもう一歩飛躍して
虚無僧の出立ちでってのはいかがかしらん(無責任モード)。
投稿情報: いそた | 2005.11.07 23:44
いそたさん、『気が大きくなっているムスリムに・・・』がツボにはまりました。
デリーでイスラム教徒の割合が高いオールドデリーのジャママスジッド界隈、
とても安い銀製品や手芸用品があるのですが、Eve Teasingに
合うのが怖くて、大手を振って闊歩できません…つくづく男に生まれれば
良かった…と思ったりして。(やっぱりブルカを買うしかないか??)
投稿情報: Blue Lotus | 2005.11.07 16:15
英語表記だとramazanなんですよね。
ちょっと調べてみたらインドの中のムスリムの割合はなんと12%なんだそうな。
人口で言ったら日本全土すべての日本人がムスリムってな感じです。
10人に一人がムスリムという割には身近な知り合いにはいないですね。
早朝にコーランが響き渡るのは普通に聞こえてきますけれど。
インシャラーって便利な言葉を思い出しました。
投稿情報: いそた | 2005.11.06 23:51
ムンバイではなぜか、ラマダンのことを「ラマザン」というので、最初なんのことだか一瞬考えてしまいました。
集まってる人、道行く人はそれぞれ何を考えているのだろう・・・
しかし、こっちのムスリムがお祈りをしているところを見たことがない・・・サウジなんかでは時間になると移動すらできなくなることもあるのに。
やはり、最大勢力のヒンドゥーに遠慮しているのであろうか、いや、そんな、ムスリムとは言えインド人なのだから遠慮なんて・・・
投稿情報: JW | 2005.11.06 22:43