じゃんく王デリーに住む

片道切符

片道切符をもらった。
インドに戻ってくるスケジュールが無い。
なにか切ない気分。

ちょうど３年まえ、インド行きの片道切符を手にしていた。
異国で過ごす三年間に期待と不安の入り混じった気分だった。

とりあえずはインド駐在３年間の卒業証書を頂いたようなものか。
２週間後の今日、日本に舞い戻る。

日本人集結

デリー日本人会。
デリー界隈に住む日本人の大半が会員である。
しかし大学生や長期出張者などはまず入会していない。
現在およそ千人足らずの会員がいるらしい。

歳も押し迫った本日、その日本人会の大忘年会が開催された。
会場のタージパレスの大広間には過去最大のおよそ５００名の会員が
それぞれ１０名程度の丸テーブルに着く。テーブル数なんと５０卓ほど。
反日感情のお盛んなお国ではこんなに日本人が集合しちゃうのも
それはそれで大変危険なことではあるが、ここはインド。大丈夫なのか。

縁あってこの天竺の地に住むことになった邦人のこの一年の活躍を 労い
来年の安全と健勝を祈願し会はスタートする。
会員によるしっとりとしたコーラスに始まり、

豪華商品の当たる クイズ大会、日本食を含むビュッフェに舌鼓を打ちながら宴もたけなわ、有志による余興の数々がスタートする。

毎年趣向をこらした出し物で楽しませてくれる。

日本での流行をいち早く取り入れ、話題性を追求するのもよいが
追いついていかれないオヤジ連中からは失笑もこぼれる。
いやおう無く集まったお客をすべて満足させるだけのエンターテイメントなど
望むべくも無い、ましてや素人集団だ。仕事上がりの疲れた身に鞭打ち
一ヶ月以上前から練習を重ねたと聞く。達成感の高さは想像に容易い。

最後にお楽しみ福引大会が開催され、一等商品はなんとデリー日本の
JALビジネス往復券。２等はマルチスズキのスイフト一年間利用権。

その他１５００枚の福引券販売に対しおよそ１００件の豪華商品。
あいにくいそたには幸運の女神は微笑まず。
１０時もまわりお開きとなり、タージパレスエントランスは
帰りの車で大渋滞と化すのだった。

霧の朝

こんなに霧が深くっちゃ、おいらがここにいること見えねぇだろうな。
今日の売り上げはあがったり、だな。
いっつもそんなに売れるわけじゃねえけどな。

暖を取る

去年に比べて今年の冬は寒くなるのが遅い感じだ。室温が２０度を切るようになるとそろそろ暖房器具の準備が必要かなと感じるが、今日まで一切使っていなかった。しかしさすがに１８度を切ると朝のシャワーの後がちょっと辛い。部屋の中を温めておきたい気分だ。

イタリア製デロンギのガスヒーター。
がたいはでかいが大したこたぁない。
インドで買った高額商品のひとつ。なんたって舶来ものだ。
イタリアってのがちょっとヤバイ感じだが、三年目無事に点火した。
ガスのレギュレーターがいかれててそっちのほうがヤバかった。
ちゃっかり半額で後任に譲ることになっている。

私の本棚

海を渡ってインドに住み着いた日本の書籍たち。
本棚を覗かれるのはこっ恥ずかしいものがあるが
デリーで暮らした記録の一部としてここに公開する。

日本で暮らしていたら絶対読まないようなものやら
ネットでついでに購入したどうでもよいものまで。
はたまたネットを通じめぐり合えた良書の数々。
思いのほか本を読む時間も無く、その大半は読めずに
本棚でほこりを被っているけれど、日本に帰ってからも
いつの日か手に取るのかもしれない。
引越しを来週に控え、梱包するまえの顔ぶれを
思い出の一つとしてここに記す。

有朋自遠方来

有朋自遠方来　不亦楽乎

今日は待ちに待った、ムンバイ在住のＪＷさんと会える日だ。
ＪＷさんとはネット上ではあったが不思議なご縁で知り合った。
最初はナマステムンバイのＢＢＳでお目にかかったと記憶している。
その後に他のサイトやブログでもお目にかかり、お互いのブログを行き来し
生年月日まで１１日違い、インドゆえ星の結びつきを感じずにはいられなかった。
ブログ仲間のmicchaさんも誘ってまたしてもヴァサントヴィハールの｢たむら｣に集結だ。

ＪＷさん、実は私の勤務先親会社のお取引さまで本日は４輪工場拡張式典に
列席されるためわざわざムンバイからお越しくださったのだ。

初めてお会いするのに旧知の仲のような、共通の話題、気心の知れた仲。
ほどなくしてmicchaさんも合流してインド生活の悲喜交々が飛び交った。

実はお二人にはナイショでもうお一方をお招きしていた。先日もここたむらでお会いした坂田マルハン美穂さんである。またしても御主人の出張があり、デリーに滞在中との情報を得、ＪＷさんもお目にかかりたいと常々書かれていたのでこれ幸いとお誘いしたわけである。そうとは知らぬ二人。むふふ、企画の勝利。

美穂さんの登場で話題にもターボがかかり、
あっと言う間の２時間強。本当に楽しい時間を過ごすことができた。
ブロガー４人に共通する悲しい性、店のあんちゃんにたのんで各自のカメラで画像を収める。
そしてそれを撮るいそた。

４人４様、様々な明日の成功を祈りつつたむらを後にした。

Блин!

ＢＬＩＮＥ！
なぜにいきなりロシア語なのか。
実は本日、我いそたのために有志が集い送別会を開いていただいた。
住居近くのマルケットにあるロシアンレストラン｢ＢＬＩＮＥ｣。
かねてからデリー関連Ｂｒｏｇでも登場していたが、
あいにく私は一度も訪れたことがなかった。

７時半からの開催にもかかわらず、勤務先からの帰路が混み
定刻にたどり着いたのは私ひとり、６畳一間ほどの店内に
マスターとインド人ウェイトレス、ロシア客一人。
いやぁ不思議な雰囲気だったなぁ。
メニューに出ている飲み物とセットのこのＢＬＩＮＥってのを
｢このブラインってのは何？｣と聞けば
｢ブリーンって言うんだ、パンケーキさ。｣
なるほどね。でもなんで店の名前なのか。
愛想の悪いオヤジにそこまでは聞くまい。

送別会とは名ばかりで、気の置けない仲間での食事会、思いのほかリーズナブルな
ロシアンメニューをいろいろと楽しませていただいた。

もちろんこのＢＬＩＮＥ、プレーンなもの、チョコレート入り、蜂蜜入り、いろいろ食べた。
パンケーキというよりは素人の作った厚手のクレープと言った感じか。
デザートにちょうどいい感じだった。

帰宅後、ネットで調べて見るとおもしろいサイトが見つかった。
Блин!（ＢＬＩＮＥ）「えいくそ！こりゃまいった！」
そんなときに発するロシア語なんだそうな。

インドはムンバイ駐在を終え、来年からロシアに赴任されるというＪＷさん。
あさってデリーでお会いできることとなりインドでの思い出がまたひとつ増えそうだ。

なかよし

ちょっと買物にＢＡＳＡＮＴ　ＬＯＫに出かける。
途中ここの公園を抜けていくと近道なんだ。
日差しもおだやかでピクニック気分の家族もいる。
枯れた枝をへし折って焚き木集めの家族もいる。

おや、向こうから元気な二人がやってきた。
キラキラした目が素敵だね。
ふたりともはだしだけど元気そうだから、いいさ。

観光をした

　帰国の準備で忙しい中
　有休を取って日帰り旅行に行った。

オートクルーズ

　　寒いんだったら
　　ヘルメット被りなさい
　　寒いんだから
　　靴下くらい履きなさい

　　バジャジ社のCT100
　　オートクルーズ機能は
　　無いはずなんだがなぁ