じゃんく王デリーに住む

日本食材到着

勤務先の日本駐在員への福利厚生のひとつに日本食材の斡旋がある。年に３回、単身だと一回６６Ｋｇまで送料会社もちで食材を申し込めるのだ。
基本的にアルコール類はなく、生もの、冷凍の類もない。いわゆる乾物である。
さすがに６回目ともなると慣れたもので、リストから選んでいくとちょうど２００点ほど重量も６０Ｋｇほど、金額も５万円てな具合である。
届くのはうれしいが、開梱は地獄の作業である。事故の無いように丁寧に包まれているので荷を解いた後はあふれる緩衝材（ぷちぷちの類）の山と脱力感が残る。

これから４ヶ月、お世話になっていく食物です。
マリーさん、ほどほどに使ってね。

しあわせ

朝の通勤途中、車の中からの１ショットである。
おやこ、だろうな。
知り合いの車でも待ってるのだろうか。
世帯収入８０００Ｒｓくらいだろうか。
今朝はなに食べたかな。
インドのいわゆる庶民の日常を勝手に想像すると
世知辛い日本の生活から消えてしまった何かが
たくさん残っているような気がする。

♪いそたです。マリーさん編

いそたです。
　日本製の、醤油が切れました。

いそたです。
　健康あぶらで揚げ物は控えてください。

いそたです。
　スパゲッチは水洗い、不要です。

いそたです。
　インゲンと見間違えてグリンチリをかじりました。

いそたです。
　ニコニコしながらチャパティを過剰製造されました。

いそたです。
　戸棚奥に隠してあるカニ缶を
　　　　知らぬ間に料理に混ぜないでください。

いそたです。
　炊込みご飯と散し寿司の作り方は違います。

いそたです。
　自分が飲みたいジュースを買ってこないでください。

いそたです。
　弁当のおかずは３品は入れてください。

いそたです。
　ジッパーの無い方から開封されました。

いそたです。
　食材は期限の先のものから使わないでください。

いそたです。
　サル～って呼ばれています。

いそたです。
　いそたです。
　　いそたです・・・・

我が家の通信事情

昨日帰宅したらネットがまた繋がらない。ネットケーブルに信号が来ていないからケーブルのトラブルだろう。
今朝連絡してもらったが帰宅したら今夜も結局直ってなくて２日不通状態だ。
私の住むバサントビハールにはケーブルＴＶが通っていてその会社が２４時間つなぎ放題のネットサービスを提供しているのでそれを利用しているのだが高いくせにスピードはダイアルアップ並み、しかも雨が降ったりするとすぐ繋がらなくなる。まるで気候の変化に弱いインド人のようだ。
ケーブル会社のにいちゃんにはサーバントさんに連絡してもらっている。私のへたれ英語では通用しないからだが訳もわからないネットのことでクレームつけさせられるサーバントさんもいい迷惑だろうなぁ。
しかしこんなことがしょっちゅうなので電話口ではかなりの勢いでまくしたててくれる。つよいぞマリーさん！
私にはハンジー、ティーケ、ジョルディーしか判らないが、とにかく早く直せと言ってくれているようだ。
まぁ、２，３日使えないだけで料金をまけさせられるのでいいかなと思ったりしている。

職場の同僚？

仕事でつかうＣＡＤのサーバーにヤモリが住み着いている。餌になる虫はいっぱいいるし、なにより暖かいのがいいのだろうか。
去年この職場に引っ越してきた時、私が彼らをかわいがっていたからだろうか。別に悪さをするわけではないが、これだけ巨大化すると出すものは出すのでちょっとそれがやっかいになってきたのである。
インド人スタッフには人気がないようで殺生しないはずの彼らが殺虫剤（利くのか？）吹きかけてるのに遭遇するし、掃除のにいちゃんがちりとりで亡骸を片付けていたりするので住人は入れ替わっているようだ。
立ち入り禁止の効果のあるなにかないですかねぇ。

秋深し

ディワリも終わりインドもすっかり秋である。家のなかではTシャツ、短パンではちと寒くなってきた。おまけに最近鼻炎気味。風邪ではなさそうだからなにかのアレルギーだろう。季節の変わり目は敏感に反応するようだ。
日本では一年中、季節の植物の花粉で散々だったからインドに来て花粉アレルギーはほとんどなくうれしかったりしたものだ。しかし、２年も経つと現地の植物の抗体ができ反応をおこすのだろうか。
せめて牛糞粉アレルギーでないことを祈る。

ケイゾクはチカラなり

このブログをはじめてついに２週間が過ぎた。ネットのインド環境に泣かされ次の日アップも度々だがなんとか毎日続けている。
続けていると言えばダイエットも。去年1月の赴任後、４Kgも太ってしまった。持ってきた綿パンはタンスのこやし状態である。
とにかく毎日の運動量が足りない、サーバントさんが食事を多く作りすぎる、しかも油の消費量も多い。
今月から毎日決まって室内自転車を漕いでいる（１００Kccal分）。
ついでに腕立て伏せを３０回、腹筋２０回。
今までも何度かやっていたが、暑かったり風邪引いたりでとぎれてしまってばかり。
でもこうやって公開しちゃえばやめるにやめられないでしょう。
今年いっぱいがんばって成果を報告いたします。

これでいいのか？インドのおもちゃ

きのうサロジニナガルマーケットで手に入れたミサイルヘリコプターの箱である。日本の昭和３０年代のデッドストックかと思わせるイラスト（しかし実物に実に忠実）、左下には１９９５年のメカニカルトイのベストアウォード受賞とある。なに、１０年もたってないんじゃん。さらに右下に目を移せば、小売価格上限４０Rsとある。やっ、やられた。最初７５Rsっていうから５０にしろって言ったら７０にしかならんというので欲しくてたまんなかったので買ってしまったのだ。まぁ良い。これなら１００Rsと言われても買っていたに違いない。さらによく見るとなになに製造日？？？２００４年９月？たまげた。できて２ヶ月、新品にしてこのレトロさ加減。恐れ入りました。

ディワリにひたる

今日はディワリ。気の早い連中は数日前から花火を打ち上げているが今夜はどこもかしこも花火の爆音と煙で大変なことになる。
大家さんのところに即席ギフトを届け、打上げ花火とオイルランプを買いにサロジニナガルマーケットに繰り出した。
今月から駐在になったKさんを案内がてらマーケットの中を歩き回った。簡単に言えばなんでもあるが欲しいものはほとんどない、と言ったところである。ここはヂモティの市場なので外国人相手にあんまり強引な呼び込みや吹っかけがないので楽である。値切ればマケてくれるがもともと高くない。
花火のほかにスプレンダー（ヒーローホンダバイク）のミニチュアを探し回ったが今日も空振りに終った。
しかし転んでもただでは起きない、じゃないがインドテクノロジーを象徴するかのようなおもちゃをゲットした。花火は今年は２本、去年より太いのを〆て５００Rsで購入。ワクワクものである。
サロジニを後にしＫさんの希望で駐在員住処のあるバサントビハールのＣブロックマーケットに行く。
彼の住処はまだ決まっていないが環境をいろいろ見たいとのこと。

昼は先日オープンしたイタリアンレストラン「italic」に入る。小奇麗なしゃれた感じの店だ。
販売ライセンスがまだとのことでビールはなかったがアンチョビピッツァとカルボナーラスパを注文した。まぁまぁかな。チーズを乗せたガーリックブレッドや付けあわせのパンはうまかった。
その後カーンマーケット、コンノートプレース地下、ＣＣＩＥと周ってコッテリした一日だった。

夜は家でラーメンでも食うかと誘って、その前に今日買った花火を楽しむ。一本は２連発かと思いきやいっこしかでなかったぞ。でも大爆音で満足。
外でワイワイやっていると大家さんのところの子供がうちも屋上で花火やるからと誘ってくれた。
こちらは子供がまだ小さいから派手なものは無かったが、屋上から見渡せる南デリーのあちらこちらで盛大に花火が打ち上げられバカバカしいが楽しかった。
まぁ何か飲んでってくださいなってことでお宅にお邪魔しちょっとおしゃべりし、お約束のごとく家族の写真を撮って差し上げおいとました。

Ｋさんをホテルに送り市内を走っているとどこも騒音と煙がすごかった。夜１時ころまで続いていたかなぁ。

今日サロジニで５０個７０Ｒｓで買ったオイルランプ、ベランダの手すりに並べ、しっとりと灯し
いい雰囲気でしょう。
ディワリ休みにインドの外に逃亡する駐在員も多いが、どっぷり浸るのもなかなか楽しいものです。

ディワリ前

デリーも今は過ごしやすく一番いい季節である。そしてあすはヒンドゥーの大きなお祭り、ディワリである。街は買い物客にあふれ、ローカルスタッフは３連休を利用して郷里に帰ることを楽しみにしている。

勤務先でも定時後にミニパーティが開かれた。ソフトドリンクとスナックでワイワイと。そして会社からディワリギフトが配られた。
ナッツやスィートの詰め合わせ、ローカルスタッフにはさらになにやら包みが用意されていたが日本人駐在員にはナッツだけ。
昨年はアーモンド、カシューナッツ、レーズンのそれぞれ５００ｇパックが配られて日本人から不評だったので今年は少し量を抑えアーモンドとピスタチオの詰め合わせとなった。

アパートに戻りサーバントさんに半分おすそ分けし、やれやれと思っているところに大家さんがギフトを持ってきた。ひとつはガネーシャの木箱につまったインドチョコ約５００ｇ、もうひとつはなにやら重たい包み、期待と不安で開けてみるとベジクッキー詰め合わせ１Kgであった。インドで暮らして４Kgも太っちゃったので現在ダイエット中なのに、トホホである。
お返しも気が重い。巷で売っているギフトパックでは芸がないので急遽、日本からの斡旋食材のフルーツ缶詰やら水羊羹やらを適当にパックしてあすお届けする予定である。