じゃんく王デリーに住む

果物売り姉妹

　　　　　　　勤務先近くの歩道で果物を売る幼い姉妹がいる。
　　　　　　　夏休みの間は毎日とうちゃんの手伝いをしてた。
　　　　　　　きょうは学校やすみかな。
　　　　　　　とうちゃんはちょっと小用ではずしてる。
　　　　　　　しっかり店番頼むよ。

カップ売り

まさしく鈴生りとはこのことだ。
箱で運ぶより効率が良いのか？
一応破損防止でダンボールをはさんでいる。
全部壊れてもたいした金額でもなさそうだ。

ギャラリーいそた

私は絵画、版画、写真と言ったゲイジツに興味がある。
２チャンネル風に言えば２次元オタと言われてもいたし方ない。

何の脈略もなく突然ですが、インドの我家を飾る逸品の御紹介。

■松林　誠　：　草丈　３０Ｘ２１　エッチング

松林さんとはヤフオクで知り合った。
うちの古いファクシミリを落札していただいた。
ひょんなことから版画家ということがわかり
版画でお支払いをお願いしたら快諾してくださった。
インドに根をはりのびのびと過ごせるように
居間に飾っている。

■木村繁之　：　眠りの輪　５６Ｘ４２　木版

１０年ほど前、兄の結婚祝いに版画を贈ろうと
銀座の画廊を回った。たまたま松屋で彼の
即売会が開かれていた。ひときわ引かれる
一枚があった。たしかタイトルは「夜の声」。
私の小遣いでは手が出ない、諦めた。
その後、インド赴任中にヤフオクで見つけた
同シリーズと思しきこの作品。
当時の４分の１の価格で手に入れた。
寝室に飾っている。

■名嶋憲児　：　寂　３０Ｘ２２　木版

眠りの輪を落札したとき、同じ方が出品されていた。
気になる作品だったので即決で譲ってもらった。
三重のいなかで活動しているという。

２階の和室、ＰＣ部屋に飾っている。

■Vijanpal Singh ：　２８Ｘ２１　水彩

ドライバーに連れられて行った額工房で手に入れた。
何かで読んだことのある題材である。
追われて山に身を隠した姫が自分の安全を
知らせるため身につけていた装身具を鹿に託し
麓へと行かせるというお話。

２階のゲストルームに飾っている。

■Thota Vaikuntam 　：　１８Ｘ１８　油彩

同じくデリーの額装店で購入。
一目でわかる画風。
原色使いで有名な画家だがお気に入りではない。
単色で小振りな大きさなので手に入れた。
インド駐在記念。出費はタイ滞在黒字より。
なによりこの眼力、インド人の眼だ。
ダイニングに飾っている。

広いスペース、殺風景な我家を飾るお気に入りの数々。
悩みは日本に帰国後のこと。
画は飾ってなんぼのものと思っている。
月替わりで飾っていこうかしらん。

節約人生

髪の毛がうっとうしくなり２ヶ月ぶりくらいに髪を刈った。
インドでは木下理髪店で数十ルピーで散髪ができるが
わたしの場合はもっと安上がりだ。

高校を卒業するころから床屋に行っていない。
自分で自分の髪を刈る。もう３０年のキャリアである。

今時１０００円床屋なんてのもあるが、普通は２、３千円はかかるだろう。
２ヶ月に一度散髪するとして３０年で４０万円ほどの節約か。

私はタバコを吸わないし、酒も自宅で晩酌などしない。
タバコは普通高校卒業の頃から吸うとして毎日２００円を３０年、
酒は就職と同時に毎晩缶ビール一本飲んだとして２５年。
すべて仮定で言わせていただければ、なんと４５０万円ほどの
節約となっているはずである。

そんな屁理屈を盾にして、いままで何度大きな買物をしたことか。

タバコを吸わない人生、晩酌を必要としない生活。
身体に優しくっていいんじゃないですかね。
でも床屋に行かないってのはいったい何なんですかね。

火星接近中

２００３年夏に超大接近となった火星だが
今月末にも準大接近となり比較的大きな姿を楽しめる。
本日深夜望遠鏡を担ぎ出しベランダ観望とあいなった。

資料によれば本日の視直径はおよそ２０秒、
つまり１度の１８０分の１である。
月の視直径は３０分、つまり０．５度である。
大雑把に言えば月のおよそ１００分の１しかない。
１００倍の望遠鏡で見て、肉眼の月程度の大きさなわけだ。

口径７センチの屈折望遠鏡にコンパクトデジカメを
手持ちであてがって画像を撮ってみた。
折りしも大シュルチスが正面を向いており
単画像ながらなんとなく三角形の黒い影が判るだろうか。

次回、今回程度の接近となるのは１５年後のことである。
定年退職後、のんびりと火星を眺めていられるだろうか。

はまる

日常茶飯事といえばそれまでだが

工事中の溝にはまり込むトラック。

なぎ倒されたガードポールが痛々しい。

ホーン・プリーズ

すみません。

どうして欲しいのか

分かりません。

てんとうむしのうた

　　　月子ねえちゃんは家でるすばんさ。
　　　おれたち仲良く暮らしてる。
　　　デリー七つ星、てんとう虫兄弟さ。
　　　
　　　
川崎のぼる原作、タツノコプロ制作のアニメを思い出す。
すみません、勝手に両親殺しちゃったりして。　
兄弟かどうかも未確認です。　

愛は勝つ

知ってか知らずか、あと数時間後にどうなるのか
のんきに突っ立っている黄昏の悪魔三体。
ダシャラの会場にうちの運ちゃんに連れてきてもらった。

柵の外、となりに陣取ったばあちゃんがひとり。
写真とっていい？って聞くと、よしとくれって身振り。
構わず撮ってモニターを見せると照れくさそうに笑った。
毎年この日が楽しみなんだろうな。
日も落ち、会場内はすごい人だかりとなってきた。
運ちゃんの知り合いの計らいでＶＩＰ待遇で柵の中にいれてもらった。地域有力者は顔パス、他の一般の人も１００ルピーほどの入場パスが必要らしい。

しばらくしてラーマヤナの寸劇を演じる神様たちの登場だ。
おや、さっき会ってきた運ちゃんの友達じゃないか。
はるばる日本から取材にきたと勘違いされているようで
いたるところで特別待遇、ありがたいやらトホホやら。

舞台で一大抒情詩ラーマヤナの寸劇が繰り広げられる。
ラーマ王子の活躍に皆大喝采だ。
奥に佇む黄色いのが囚われのシーター姫。
手前に灰色に座っているのがシヴァ神である。
さっき会ったときはきさくなおっちゃんだったな。

劇も佳境に入り戦いの舞台は張りぼての近くに移り
まずはメガナッドとクンバカランに火が放たれる。
そしてクライマックスはラーマ王子と魔神ラヴァナの戦いだ。
そしてラーマの放った矢がラヴァナに命中し・・・

ドゥルガ・プージャ

張りぼて製作を見学したあとフラッツに帰りがてらドゥルガ・プージャを見て回った。
ダシャラのお祭りは女神ドゥルガを祀ることであって、それとラーマヤナの関係が
実はよく分からない。

地域でお金を出し合ったり、地区の有力者が寄付をしたり、ここぞとばかり競い合って
豪華なドゥルガ像を制作する。
今朝の新聞にもデリー界隈で飾られたドゥルガ像のコンテスト勝者の画像があった。
これらの受賞地区はそれはそれはすごい人だかりとなり見に行きたくとも遠慮して
ごくごく近場のこじんまりとした会場に連れて行ってもらった。
プージャ会場入り口はどこもこんな感じに飾られていてすぐ分かる。
昼間だから閑散としているが、夜はすごい人だかりらしい。大晦日に初詣にでかける勢いと同じである。
テントで覆われた中では祭壇にドゥルガ像が祭られたくさんのお供えものが置かれ僧侶がプージャをしている。女神ドゥルガはキレイなお顔に似合わずライオンを従えた戦いの女神なんだそうな。

デーヴィー・マハートミヤによればかつてインドラをはじめとする古い神々がアスラ軍から天界を追われその時応援を求められたシヴァら数々の神から産まれたのがドゥルガであり、アスラの王マヒシャを倒したということだ。
これらきれいに祀られたドゥルガ像も明日の最終日を終えるとガンガーに流される。
ここいらではガンガーの支流、ヤムナ川まで担いで行きすべてのドゥルガ像が流されるらしい。